脳ドックとは
脳ドックとは、脳の健康診断のことで、今まで脳の病気が見つかっていないという方が対象となります。
この健診を行うことで、未破裂脳動脈瘤や、頚部・頭蓋内の血管狭窄を発見するなどして脳血管疾患の発症を未然に防いだり、脳の萎縮の程度を調べて認知症およびその前段階である軽度認知症（MCI）を早期に発見することができます。
検査の結果、もし脳の疾患等を発見した場合は、速やかに病気の進行をできる限り防ぐことができるよう、早期に治療が行えるようにいたします。
当クリニックでは採血、血圧測定、心電図検査、X線撮影検査、認知機能テスト、MRI・A、頚動脈エコー検査を行うことができます。また、オプションで、動脈硬化や認知症のリスク診断が可能です（MCIスクリーニング検査、APOE遺伝子検査、LOX―index)。
脳ドックコース
| シンプル脳ドック 27,000円（税込29,700円） |
| 脳MRI＋脳MRA 脳と頭蓋内の血管を検査します。若い方にもおすすめです。 |
| レギュラー脳ドック 32,000円 (税込35,200円) |
| 脳MRI＋脳MRA＋頸部MRA 脳と、頸部の血管を含めた検査です。 |
| スタンダード脳ドック 45,000円（税込49,500円） |
| 脳MRI＋脳MRA＋頸部MRA＋血液検査＋心電図 脳の検査に加えて、脳卒中の原因となる生活習慣病・不整脈を調べます |
| 認知症含めた脳ドックプラス 50,000円（税込55,000円） |
| 脳MRI＋脳MRA＋頸部MRA＋血液検査＋心電図＋VSRAD＋認知機能テスト 脳ドックに認知症チェックをセットにしたプランです |
| 遺伝子検査つきプレミアムドック 90,000円（税込99,000円） |
| 脳MRI＋脳MRA＋頸部MRA＋血液検査＋心電図＋VSRAD＋認知機能テスト ＋APOE遺伝子検査＋LOX-index(血管リスク)＋当日結果説明 ※MCIスクリーニング検査（通常25000円）を15000円（税込）で追加可能 脳ドック、認知症チェックと、採血による現在の状態のチェックに加えて、遺伝子検査による将来の認知症発症や、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクをチェックする項目をセットにしたプレミアムプランです。検査当日に専門医による画像（MRI・MRA）の結果説明を行います。 |
脳ドックでの主な検査内容について
| MRI検査 |
MRI（磁気共鳴画像）※は脳の断層撮影を行う検査で、脳実質と頸椎の状態をみます。脳腫瘍や脳梗塞、頸椎脊柱管狭窄などがわかります。ちなみにMRAは、脳血管撮影のことです。これにより脳動脈瘤や脳動脈狭窄などの発症の有無がわかります。MRIでは放射線を使用しないため、被曝の心配がいりません。 【オプション】
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| 血液検査 |
採血により、糖尿病、脂質異常症などの有無を調べます。この検査は、高血圧症とともに脳卒中の危険因子として重要です。 【オプション】
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| 心電図検査 |
| 脳梗塞に関連する不整脈（心房細動など）を発見します。 |
| 眼底検査 |
| 目の奥（眼底）の血管を直接観察することにより、動脈硬化の状態などを調べます。 |
| 頸動脈エコー |
| 頸動脈の血管にコレステロールが沈着していないか、動脈硬化をきたしていないかなどを調べます。 |
※MRI
MRIとは、強力な磁場の中に体を入れ、強い磁気と電波を使って体の内部（臓器や血管）を撮像する検査機器です。脳神経外科では、主に脳や脊髄などに生じた病変の診断に用いられ、症状が現れていない脳梗塞や脳動脈瘤などが診断でき、脳疾患（脳梗塞、脳出血、脳血管病変、脳変性疾患、脳腫瘍など）の早期発見・予防に役立ちます。脳や脊髄以外にも全身を撮影することができ、放射線を用いないため、被曝することはありません。結果は後日郵送でお送りいたします。
当クリニックでは当日のMRI検査が可能となっております。最新の強力な磁場を使用した（1.5テスラ）MRI装置を導入しており、従来に比べて静かで、短時間で高精度の画像を撮ることができます。
注意）MRIを検査を受ける方は必ずお読みください
- 健診着に着替えて検査をおこないます。ワイヤー等、金属の付いている下着や、ヒートテック等保温下着は外してください。
- お化粧（ファンデーション、つけまつげ、マスカラ、増毛スプレー等）は全て落とした状態で検査をおこないます。必要な方は化粧道具をご持参ください。
- コンタクトレンズを外した状態で検査をおこないます。ご使用の方は、保存ケース（使い捨ての方は予備のレンズ）をお持ちください。
- 取り外しのできる金属類は全て検査前に外していただきます。ご確認ください
https://www.jira-net.or.jp/anzenkanri/02_seizouhanbaigo/file/mr_checklist_v1.pdf
（一般社団法人日本画像医療システム工業会のチェックリストになります）
- 金属類 ヘアピン・メガネ・時計・アクセサリー類・ベルト・ペン・財布・鍵・金具の付いた下着・義手・義足・置き鍼 等
- 磁気を帯びているもの 磁気カード類
- 体に貼り付けるもの 湿布薬・添付薬（ニトロダーム、ニコチネルパッチ等）
- その他 保温用下着（ヒートテック等）・外せる義歯・かつら類（ヘアエクステンョン等）・補聴器・カイロ・万歩計・携帯電話・スマートフォン 等
MRI検査は、強力な磁力を用いるため、体の中に金属が入っている方（以下に当てはまる方）は検査を行うことができません
- 心臓ペースメーカー,植え込み型除細動器を装着されている方
- 人工内耳を装着されている方
- 神経刺激装置,骨成長刺激装置を装着されている方
- 可動性義眼を装着されている方
- インシュリン注入ポンプを装着されている方
- 体内で移動,脱落の可能性のある金属(内視鏡クリップ等)を挿入されている方
以下に該当される方は、MRI検査が受けられないことがあります。（検査を予約される際、必ず医師と相談し、検査が可能かどうか確認してください。）
- 脳動脈瘤の手術をしている方（クリッピング）
- 金属製の人工心臓弁を入れている方
- ステント(冠動脈ステント,動・静脈ステント,胆管ステントなど)を入れている方
- 下大静脈(IVC)フィルタを入れている方
- 血管などの塞栓用コイルを入れている方
- 骨折などで、骨接合プレート・ワイヤーおよび人工骨頭・関節を入れている方
- 金属片(鉄工,溶接工,戦争時の銃弾片,材質不明なもの)が体内にある方
- 歯列矯正ブリッジ,義歯インプラント
- 磁石を用いた義歯
- 入れ墨やアートメークをされている方 (火傷の原因となります)
- 妊娠中または妊娠している可能性のある方
- 閉所恐怖症の方 (トンネルの中に入ります)