「エムガルティ」の安全研修を実施しました (^^)/

2024.06.11 創意工夫勉強会・研究会・学会

「エムガルティ」(Emgality)は、片頭痛予防治療薬のひとつで、お薬を使用してから「早期」に頭痛抑制効果が得られるという特徴があるお薬です (*´▽`*)

この様な特徴もあり、「エムガルティ」は当院で最も多くの患者様に選ばれている片頭痛予防治療薬です!今回はこの「エムガルティ」の正しい使用方法や注意点などを再確認する安全研修を行いました。

なぜ「エムガルティ」は早く効く??

お薬の血中濃度が定常状態になることで、安定して片頭痛の抑制効果が得られるとされています。つまり、一定の量のお薬が安定して体に残ってくれている状態にすることが大切ということです!

そして、「エムガルティ」は最初の接種の際に、2本打つことが認可されている唯一のお薬です !(^^)! 

(日本で認可されている他の片頭痛予防治療薬は1度の接種で1本の使用しか認可されていません)

最初に2本接種することによって、血中濃度が定常状態に早く達するため、片頭痛の抑制効果が早期に得られるということです。もちろん、他の片頭痛予防治療薬と同様に、1年後の血中濃度も安定しているので、「早く効いて長く効く」ということです(どこかのCMでこのセリフを聞いたような・・・・)

また最初に2本接種できる事によるメリットがもう一つあります。それは、どの部位に接種すれば一番痛みが少ないかを試すことができるというメリットです。

片頭痛予防治療薬の接種部位は一般的にどこ??

一般的にイラストの赤丸部分の、上腕部、腹部、大腿部の3か所のいずれかが選択されます。その理由は接種しやすい、そして痛みが少ないということで選択されています。そして腹部が最も痛みが少ないとは言われていますが、それはやはり個人によって感じ方か違います。(痛みが少ない順番は腹部 → 上腕部 → 大腿部と言われています)

個人によって痛みの感じ方が違うので、最初に2本接種可能なエムガルティは、一番最初に2か所に接種して、どこが一番痛みが少なかったかを試すことができるので、その点もメリットです!

エムガルティの安全使用方法

まずはエムガルティの外観を見てください。使用方法もとても簡単にデザインされていて、Good design賞も受賞しています。

この様な簡単な説明書も用意されていて、とても簡単で安全に接種可能なことがわかります。

1、蓋を外す(これを忘れるとお薬が体に入らないので最も注意が必要です。)

2、接種する部位をアルコール消毒する。

3、接種部位にエムガルティを固定してロックを解除する。

4、ボタンを押して5~10秒待つ。

これだけです (^^♪

ほんとに簡単ですね!

蓋を外す
接種部位を消毒する
固定してボタンを押す

接種は自宅でも病院でもどちらも可能です!!

簡単なので病院に来院せず、家で自分でエムガルティを接種することができます。お仕事や学校で忙しい患者様でもこれならば続けることができますね。

もちろん自分で接種するのは不安だという方は、ご来院頂ければ医師もしくは看護師が接種いたしますのでご安心ください (^^)/

また、当院の院長は頭痛をテーマにした研究会の座長も務めているエキスパートです!!頭痛でお困りの方はご相談だけでも大丈夫なので、気軽にご来院ください m(__)m

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